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うつを決定づけた忘れられないあの出来事を告白します


採用することができなかった彼のこと


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管理職になってから採用に関わるようになりました。

うちの会社は新卒採用枠や中途採用枠といった区分を設けおらず、
新卒も第二新卒もキャリア採用もすべて同じ採用方法をとっています。

そして、採用の判断は人事や上長の判断に加えて、現場で直接指示を行う自分の判断も大きく関わってくるようになりました。

採用した人が輝けるか、能力を発揮できるかは自分が大きく関わってきます。

だからこそ、就職希望者の人柄や態度、成長可能性、処理能力、全体を取り巻く雰囲気、演技していないか、ウソはないか、素直であるかなどをとても注意しながら採用活動を行っていました。

自分にとって採用はとても刺激的かつ学びが多く、とても楽しい仕事。



ある第二新卒の若者がいました。

とても人柄がよく素直で、とてもキラキラしていました。同時に就活レースに失敗し大学卒業後も就職することができないことでとても苦しんでいる子でした。面接の態度は完璧。学力的にも問題なし。ヤル気も見たことが無いくらい。

ただ、IT系の知識も経験がゼロだったのです。


「IT経験がないくらい何だ、みんなそうだ。そんなの自分が教えてあげればいい。」



自分は彼を採用することに決めました。

一緒に仕事をしたい。

就職させてあげたい。



自分の努力が足りなかったから彼を採用できなかった


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うちの会社は、業務へスムーズに入れるようにするため、IT能力を計るために、

それぞれの業務に応じたIT系の入門資格を二次面接の条件に課しています。

彼は二次面接の条件を満たすための勉強にとりかかり始めました。

二次面接の期限は1ヶ月。それを超えた場合は取り消し。



彼にとってはつらい1ヶ月でした。

1週間がたち2週間目。採用部門からの連絡。

「彼の勉強が捗っていないらしい」



私は採用部者に許可をもらい、彼の連絡をしたところ、たしかに勉強は進んでいませんでした。

期限までの資格取得は間に合いそうにない位です。彼は自分のIT能力なさを実感し、落ち込んでいました。



自分は彼にこういいました。

「今からでも大丈夫。きっと合格できる。分からないことはとことんまで教えてやる。だから諦めずに頑張れ。一緒に仕事をしよう。待ってるから!」


その週の土曜日に彼を会社のオフィスに呼び出し、朝から深夜までみっちりと勉強を教えました。

彼を帰らせた時間には、自分の終電は終わっていましたが、それでも良かったと思いました。彼は分からないところが解決していき、とても喜んでいましたから。

平日は夜23時に電話する約束をして、自分が帰宅してから1時間ほど教えました。

次の週の土曜日もオフィスで勉強。

そうやって、勉強を一つ一つこなしていきました。



彼は資格取得できませんでした。



とても喜んでいた彼の顔。見ることができなかった


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採用取り消しになった次の週の日曜日。彼と外にでかけました。

彼は自分に対して、能力が足りなかったことを詫び、寄り添ってくれたことを心から感謝していると言ってくれました。

彼とは握手をして「また連絡しようね」と言いつつ別れました。



心の中で自分を責め、会社を責め、若者一人を救えなかったことを責め続けました。

「こんな事が許されていいのか、人の人生を振り回したんだ!」
「どうして彼を助けてあげられなかったのか?他に手はなかったのか?」
「会社が怖い。上司は冷酷だ。そうやって簡単に人を捨てるのか?」
「一番許せないのは彼を好き放題切り刻んだ、自分のことだ!」



彼とはそれ以来メールも電話もできなくなってしまいました。



行き過ぎた優しさは、自分も人も傷つけてしまうから


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自分はうつになりました。

いまは立ち直ることができました。

こうして、心の闇を告白することもできますし、当時の間違いにも気づいています。(まるでカミーユ・ビダンだよ…)



間違いは繰り返したくはありません。

もう大丈夫です。たぶんね。いやきっとね。



3月20日の振り返り


  • 午前に行ったこと
    復職プログラム(デイケア)参加

  • 午後に行ったこと
    復職プログラム(デイケア)参加

  • 気付いたこと、思ったこと
    やっぱり自分は困っている人を放ってはおけない。誰かを助けたいと強烈に思う。この衝動はときに抑えきれない程大きくなる。この思いは自己嫌悪にならない範囲なら自由にさせてあげよう。

  • 今後の課題



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プロフィール

うつぶたさん

Author:うつぶたさん
Twitterこちら→ https://twitter.com/384643bkt
20代をプログラマとシステムエンジニアでキャリアを重ね、30代前半に数十名のメンバーを抱える管理職と人材営業も兼務するまでに成長。
やりたいエンジニアとしての仕事と、やるべき管理職としての仕事、やりたくない営業の仕事、毎日発生するトラブルに悩まされ、なんとか3年頑張ればコツを掴んでうまく回せると思ってやっていました。最初は間食が増え、営業外出中の寄り道が長くなり、メールひとつ書くのに数時間かかるようになり仕事は溜まっていく一方。遅れを徹夜や休日出勤で取り戻そうと頑張っていました。オフィスが怖くなり、携帯電話の電源はOFF。通勤電車から降りられずに始発駅と終着駅の間を何時間も行ったり来たりしていました。無力で生きる価値がないという思いに支配され、ホームから飛び降りればこの苦しみから開放されて楽になるとまで考えました。
死を願う自分自身を抑えるために、すがりつく思いで診療内科に電話。診断の結果は「うつ状態」。即座に休職を指示されました。
自宅で休養後、病院の復職プログラムを受け少しずつ回復。これからいよいよ復職…という流れで今に至ります。
いまでもうつの再発の不安を抱えています。
気づいたことは、自分自身の性格がうつを起こしやすい性格であったことと同時に、「自分自身を受け入れて生きる」ことの大切さです。
自分がここにたどり着くまでに得た「気付き」と「学び」を忘れないようにすることが第一の目的。
第二の目的として、そんな自分がささやかに得たものを皆様に発信することで何かの役にできるのなら、と考えています。
よろしくお願いします。

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